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インビザラインの症例は?対応可能な症例と苦手な症例も併せて解説

歯並びにコンプレックスがある方や、歯並びの悪さから日常生活に支障が出てきた方の中には、歯列矯正を検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では「インビザライン矯正の症例を知りたい」「インビザライン矯正で自分の歯並びが治療できるか知りたい」という方のために、実際に赤坂さくら歯科クリニックで治療した患者様の症例を紹介します。

また、インビザライン矯正で対応可能な症例や、苦手な症例も解説するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、初回カウンセリングは無料です。患者様に寄り添った最適な治療プランをご紹介いたします。

インビザライン矯正の症例を5つ紹介

ここでは、赤坂さくら歯科クリニックで治療した、インビザライン矯正の症例を5つご紹介します。

ご自身の歯並びに近いものはないかチェックしてみてくださいね。

症例1|治療期間5ヶ月【上あごの叢生(そうせい)】

治療期間:5ヶ月
治療費用:360,000円(税抜)

インビザライン矯正で治療期間5ヶ月で完了した叢生の症例です。

「叢生」とは、歯が前後にずれている、凸凹がある、重なりあっているといった歯並びを指し、一部の歯に負担がかかったり、虫歯や歯周病リスクにつながることがあると、治療を希望する人が増えています。

こちらは、インビザライン矯正でも「インビザライン・ライト」という最大14枚のマウスピースを使った部分矯正プランで治療しました。上下の正中の位置までは合わせることはできないことや適応症例に制限はあるものの、比較的軽度な歯並びにたいへん有効なプランとなっています。

正面を映した症例写真(1枚目)を見ると、右側の上あご2番の側切歯が下あご2番よりも後ろに位置していることがわかります。インビザライン矯正により、がたつきを治療したことで、正しい噛み合わせになりました。

こちらは上あごのがたつきを、口腔内の下から映した症例写真(2枚目)です。右側の上あご2番の側切歯と3番の犬歯部分の重なりが目立ちます。

インビザライン矯正でスペースを作り、きれいなアーチ型になったことで歯磨きが容易になりましたね。虫歯予防や歯周病予防に効果的です。

叢生は、矯正により歯の移動距離が大きければ期間が長くなりますが、歯並びの状況によっては、このようにライトプランなどを利用することもできます。適切なプランを提案いたしますので、一度医師にご相談ください。

症例2|治療期間9ヶ月【下あごの叢生】

治療期間:9ヶ月
治療費用:630,000円(税抜)

インビザライン矯正で、下あごのがたつきを9ヶ月で治療した叢生の症例です。前後に重なり合っていた下の歯がきれいに横一列に揃いました。

下の歯は1番〜3番までの切歯や犬歯だけではなく、噛み合わせを安定させる4番、5番の小臼歯のがたつきもきれいに整いました。

また、下あご部分だけでなく、上の歯のがたつきも改善され、内側に少し傾斜気味だった歯並びも整い、全体的な審美面も格段に上がった症例です。

インビザライン矯正により、歯列が整ったことで健康面でのリスクも減り、笑顔にも自信が持てるようになったのではないでしょうか。

症例3|治療期間1年4ヶ月(治療途中)【八重歯】

治療期間:1年4ヶ月(治療途中)
治療費用:900,000円(税抜)

インビザライン矯正で、上下ともに歯のでこぼこが改善され、突出した右側の上あごの犬歯(八重歯)が正しい位置に戻った症例です。現在、まだ治療途中で、前歯の中心が揃うよう微調整していきます。

八重歯も叢生の一種であり、あごの大きさの割に歯が大きかったり、あごが小さく歯のスペースが足りないといった理由で八重歯になります。

そのため、八重歯を正しい位置に戻すためには、歯のスペース確保が必要です。

こちらの症例では、抜歯はしておらずIPRという歯と歯の間を少し削る処置のみで歯のスペースをつくり、突出した八重歯をおさめました

IPRは歯列矯正では一般的な処置で、歯の表面の0.1〜0.5mmほどしか削らないため、痛みはありません。安心してくださいね。

笑った時にちらっと見える八重歯をかわいいと思われる方もいますが、健康上問題が出てくる可能性も高いため、早期の治療をおすすめします。

症例4|治療期間1年6ヶ月(治療途中)【八重歯】

治療期間:1年6ヶ月(治療途中)
治療費用:900,000円(税抜)

全体的にでこぼこが目立つ歯並びでしたが、1年6ヶ月をかけてここまできれいに整いました。こちらも治療途中で、今後上下の正中の位置の調整などをしていきます。

上あごの大きく突出した両方の八重歯がおさまっただけでなく、下あごの右側2番側切歯が3番の八重歯に追いやられ、後方にずれていましたが、きれいに横に並びました。

この下あごの右側八重歯においては、上あごの2番よりも前に突出しており、噛み合わせに問題がありました。正しい重なりになり、違和感なく整ったことがわかります。

その他、左側の下あご2番〜4番の歯のがたつきもきれいに揃い、見違えるようですね。

複雑なでこぼこの症例ではありますが、抜歯なしできれいに歯がおさまり、今後さらに矯正治療を続けることで、より納得していただける歯並びになるかと思います。

症例5|治療期間2年【叢生】

治療期間:2年
治療費用:800,000円(税抜)

インビザライン治療期間2年の叢生の症例です。

こちらの正面から見た症例写真(1枚目)を見てわかるように、歯の生え方が互い違いに斜めになっているため、左側の上あご2番の側切歯と、3番の八重歯の重なりが大きく、がたつきが顕著にあらわれています。

また、左側の下あご八重歯も上の歯を覆うようになっています。

徐々に歯のスペースを広げ、複雑に重なり合った左側部分の歯並びが、おさまりよく整いました

こちらの横から見た症例写真(2枚目)を見ても、左側上あごの八重歯が正しく噛み合わさったのがよくわかります。

また、横から見ると、右側の下あご2番側切歯が前に傾いているのがわかりますが、後方に移動したことで違和感なくきれいに並びました。

前から見ても、横から見ても審美性が上がったことがよくわかる叢生の症例です。

インビザライン矯正で対応可能な症例を解説

インビザライン矯正はさまざまな歯並びに対応しており、歴史の長いワイヤー矯正とほとんど変わりません

ここでは、インビザライン矯正で対応可能な症例について解説します。

叢生(そうせい)・八重歯

歯がでこぼこしている叢生は、インビザライン矯正が可能で、IPRなどで歯を削ることでスペースを作り歯を整えていきます。

叢生の症例に限りませんが「前歯だけが気になるから部分矯正で」と思っている方でも、がたつきが大きいと、奥歯を含めた歯列全体の矯正が必要になります。

出っ歯

出っ歯の原因は、大きく分けると骨格によるものと、癖によるものとで分けられます。

骨格の問題で軽度の症例であれば、インビザラインでも矯正可能ですが、重度であれば外科手術をともなう場合が多く、矯正治療自体が難しいとされています。

癖により歯に傾斜がついてしまった出っ歯は、インビザラインの得意とする症例です。IPRなどで歯のスペースを作り、突出した歯を後方に下げます。

すきっ歯

すきっ歯の原因は、生まれつき歯が小さい、欠損歯があるなどの先天的な原因や、歯を舌で押し当てる、頬杖をつくといった長年の癖が原因の方もいますが、インビザラインで矯正可能な症例です。

すきっ歯は、もともと歯にスペースがあるため、少しずつ歯に力をかけながら隙間を埋めていくことで歯を整えます。

受け口

受け口は、横顔にコンプレックスを抱く方も多い症例ですが、外科手術をともなうような重度の症例でなければ、インビザラインで矯正ができます

前方に出ている下の歯を後方に移動させ、上あごの歯列を拡げることで、上下の噛み合わせを改善します。

受け口も先天的な原因、後天的な原因など様々ありますが、審美的な問題だけでなく健康上の問題も出てくる可能性があるため、早めの矯正治療をおすすめします。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合とは、歯を噛み締めた際に、上下の前歯の重なりが深くなることを指し、インビザライン矯正が得意とする症例の1つです。

前歯を歯茎に押し込み、奥歯を引き出すという方法で、上下の嚙み合わせをバランスよく調整します。

過蓋咬合は年々進行するため、現在症状がないからといって放置しておくのは危険です。

インビザライン矯正が苦手とする症例

インビザライン矯正はほとんどの症例に対応していますが、苦手とする症例もあります。

以下で、インビザライン矯正では難しいとされている症例を紹介します。

歯並びの悪さが重症・骨格に問題がある症例

叢生や出っ歯、受け口などが重度の症例は、インビザライン矯正が難しいことがあります。

たとえば、重度の叢生は正しい位置から歯並びが大きくずれていることが多く、歯の移動距離が大きいと、インビザラインで歯並びを揃えていくのが難しくなります

その他、骨格に問題がある症例では外科的手術をともなう場合もあり、矯正自体が難しくなります。

重度の歯周病がある

重度の歯周病は、インビザライン矯正で力が加わることで歯が抜け落ちてしまう危険性があります。また、あごの骨が弱ってしまうことがあるため、歯を移動した際に歯を定着させることができないなど、難しい症例とされています。

重度の歯周病は、インビザライン矯正だけでなく矯正全般が難しいのです。

インプラントが入っている

インプラントは歯根と結合しているため、インビザライン矯正で動かすことができず、治療方法が限定されます。

ただし、インプラントの本数やインプラントが入っている部位にもよるため、治療可能な場合もあります。インビザライン矯正を検討している場合は、一度医師に相談しましょう。

インビザライン矯正の症例を詳しく知りたい方は赤坂さくら歯科クリニックまで

この記事では、赤坂さくら歯科クリニックで治療した、インビザライン矯正の症例を5つ紹介しました。

インビザライン矯正は、叢生や出っ歯、すきっ歯、受け口、過蓋咬合など、さまざまな症例に対応しています。

ただし、歯並びの悪さが重症であったり、重度の歯周病があったり、インプラントが入っていたりすると、インビザライン矯正が難しくなります

赤坂さくら歯科クリニックでは、初回カウンセリングから治療相談、検査結果、見積もり説明にいたるまで、インビザライン認定ドクターの院長が自ら行います。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

監修医師:土黒 さくら
略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院
所属学会等
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・東京SJCD歯科スタディーグループ
・インビザライン 認定ドクター
・日本顕微鏡歯科学会

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